明日から学校なのに見事なまでに何もしてません。これから何の課題が出てたか確認するというこのていたらく。大丈夫か自分(^o^)
SSあげました。未だかつてない長さ。こんなに長く兄さんが喋ってるのって初めて書きました。んでもって案の定兄さんの口調わかんなくなりました。むしろ兄さんという人がわかんなくなりました。しかも途中で飽きた(^o^)
つぎはさわやかなのかくんだ・・・
下に、仏英米加+日のバカな話あげときます。一応今日あげた奴のもとになってる話なので。あまりのバカさ+無意味な長さ+ギャグを狙って見事玉砕という三重苦。
注:仏英はこの話ではまだ結婚してます。
「あっキクだー!!」
麗らかな午後、日課の散歩をしながら次の新刊の構想を練っていた本田は、耳に届いたこどもの声に、足元にやっていた視線をあげた。道路の数メートル先に、声の正体の愛らしい子供たちを見つける。あの双子だ。とたとたと駆け寄ってくるふたりのこどもの姿に、本田は行き詰っていた18禁シーンの妄想を打ちとめて、目を細めた。
「こんにちは、おふたりとも」
「こんにちはー!」
「こんにちは・・・」
軽い足取りで走り寄ってくるアルフレッドに、引きずられるようにしてマシューもまた本田のもとへと駆け寄ってくる。本田はふたりに視線を合わせるように、少し屈んだ。
「今日もお元気そうですね」
「いつでも俺は元気だぞ!」
「何よりです。マシューさんは?」
「僕も、元気で・・・」
「キク!俺またあれが食べたいぞ!あの、中に黒いやつが入ってる・・・」
マシューの声を遮って、アルが声をあげる。マシューが少し泣きそうな顔になった。この兄弟は、相変わらずらしい。やっぱり小さい子って癒やされますね。本田は思いながら、自分の家の方向を指した。
「はいはい、お饅頭ですね。ちょうどうちにありますから、よって行きます?」
「うん!」
「マシューさんも、それで大丈夫ですか?他にも色々ありますよ。あ、熊吾郎さんのビデオみます?」
「あ、み、みたい・・・!」
「ではそうしましょう」
本田はふたりを家へといざないながら、そういえば、と、あることに気づいた。
「そういえば、ご両親はどうしてるんです?」
今日は日曜だ。いつもなら、家族4人揃って庭でかなりアクロバットな遊びをしている時間だろう(その姿を毎週、本田はひやひやしながらみている)。それなのに、今日は何故かふたりの子供だけで、両親の姿がなかった。
「お仕事ですか?」
すると、アルが無邪気な視線を本田に向け、
「ふたりなら、プロレスごっこしてるよ!」
本田の笑顔が凍りついた。
「・・・プロレス、ごっこ、・・・?」
「そうだぞ!」
子供たちの笑顔がまぶしい。しかし本田には、それを可愛いだなどと考える余裕などなかった。『プロレスごっこ=メイキングラブの言い訳の常套文句』という方程式が、はるか昔生物で習った細胞分裂と似たようなプロセスで増殖し、脳内を埋め尽くそうとしていたから。
「アーサーさんが、僕たちを玄関まで引っ張ってきて、『俺たちは今からちょっとプロレスごっこするから遊んで来い』って笑顔でいったんです」
「アントーニョの家にでも行って、ケーキでももらって来いっていってた!」
「えっ違うよアル。トマトをもらってこいっていってたんだよ」
「あれ、そうだっけ?いや、ケーキだったよ!チョコレートケーキ!」
「トマトだよ!」
「チョコレートケーキ!」
「トマト!」
「・・・おふたりとも」
本田はまくしたてるふたりを、尋常でないほどの力を込めた目で見た。
「今日は私の家でゆっっっっくりしていって構いませんからね」
********
それからしばらくのちのこと。熊吾郎さんのビデオにかじりついているマシューや、椅子やら机やらを使い積み木を物凄い高さに積み上げているアルを他所に、本田は激しい形相で時計を睨んでいた。
(さっき1時半でしたよね・・・ふつうならもう良いころ・・・いやでもフランシスさんはねちっこそうだからもうちょっと待った方が・・・)
(ご両親のそんなシーンだけはさすがに子供には見せられない・・・!)
(ていうか日曜の午後っておかしいですよね!?そう思う私がおかしいんですか?いや絶対おかしいですよね日曜の午後って!!普通に夜にしましょうよ!!)
(今度フランシスさんにアニメの話の間でそれとなく言って見ましょうかね・・・)
(いやそんな他人の家の夜の生活にまで干渉するのはさすがに微妙すぎますか)
(けどこれありえないですよね!?子供ほっぽり出してとか!)
(弟に頼んでアーサーさんに言ってもらうとか?)
(いやアーサーさん仕事中にそういうこと言っても全然聞いてくれなさそうです)
(というかあの弟にそんなこと言いたくない!)
(にしてもあのおふたりが仲の良い様子ってあんまり想像できないですね)
(どんな感じなんでしょう。やっぱりフランシスさんが愛の伝道師(自称)のテクニックでアーサーさんをとろっとろにしちゃうんでしょうか)
(でもアーサーさんが積極的なのもまた萌えかも・・・フランシスさんはお兄さん系に見せかけて実はヘタレな攻めみたいな・・・)
(えーと○○○が××で・・・んで○○○しないと△△△だぜ?とか・・・ちょっこれ萌える!)
(新刊のコンセプト決まったー!!)
「キクー!!」
「はいいい!!」
ぐるぐると考えていた最中に名を呼ばれ、無駄に良い返事をしてしまった本田に、アルがきょとんとした顔をした。なんとか笑顔を取り繕って、なんでしょう?と聞く。
「もうそろそろ、俺たちオイトマするぞ!」
「え、もう良いんですか?(だってもし遭遇しちゃったら・・・!)」
心中かなり焦った本田だったが、マシューも、ビデオありがとうございました、と礼をして、帰る準備をしている。
「もう帰らないと、アーサーさんが心配するから」
「ですが・・・」
「マンジュウありがとう!また来て良いかい?」
アーサーさんそれどころじゃないかもしれないですよ、とは流石に言えず、本田は、仕方なくふたりを送ってゆくことにした。
******
ふたりの家の呼び鈴を、恐る恐る鳴らす。ぴんぽーん、となるチャイムの音は、間抜けなほど平和だ。本田は思わず、家の中の物音に聞き耳を立てた。それらしい物音はしない(したら本当に困るが)。
しばらくして、「今あけまーす」というフランシスの焦ったような声が返ってきた。あーどうしよう。今ピロートークの真っ最中だったかもしれない。むしろ真っ最中だったかもしれない。下世話なことを考えながら、本田はドアが開くのを待った。と、がらがらがしゃんというものすごい音と、なにやら悲鳴が聞こえてきた。やっぱりまずかったですかね・・・。思った瞬間、ドアが開いた。
「悪い!遅くなった!」
ドアを開けたのはアーサーだった。お楽しみのところすみませんです。そう言おうかと思っていた本田は、そのアーサーの姿に一瞬言葉につまってしまった。なぜなら、アーサーの唇の端は切れ、更に白いシャツから覗く肌には、痛そうな痣の数々が見えていたからだ。
「あ・・・えーと」
「あ、本田か。悪いなふたりが世話になって・・・」
「いえそんな・・・」
そんな話をしている最中にも、ふたりのこどもは玄関からリビングへと入って行ってしまった。と、そのドアの隙間からちらりと見えたリビングの惨状に、再び本田は声を失う。
かつてはしっかりしたつくりをしていたと思われるソファは、いまやずたずたになり、また、テレビも台からおちて原型がわからないような形に凹んでいる。割れた陶器が床にちらばり、フランシスが集めたと思われる絵も壁から落ちて、額のガラスが粉々になっていた。殺し屋でも来たかのような状態だ。本田は昨日見た、アクション映画を思い出して、そう思った。
「えっと・・・この部屋は・・・」
「ああ悪い、ちょっと・・・こっちは今は無理なんだ。子供たちの部屋で良いなら茶も菓子も出せるけど・・・」
「いえ、いらないです」
めずらしくはっきりと即答してしまった。そ、そうか。こっちとしても本当はそっちの方がありがたいんだ。悪いな。今度またゆっくりお茶しにきてくれ。アーサーはそわそわとそういった。すると、そのリビングに繋がるドアから、ひょっこりとフランシスが現れる。その姿に、本田は再び声を失った。彼の腕やら脚やらは、アーサーより更に酷く、痣やら切り傷やら引っかき傷やらがたくさんあった。ご自慢の顔も、両の頬が痛々しくはれ上がっている。
「あ、本田!悪い、『熱宮ナツヒ』のDVD全部見れてなくてまだ返せないんだ」
「いえ、大丈夫です。・・・むしろあの、大丈夫ですか」
朗らかな声でいつも通り笑ったフランシスに、本田は恐る恐る聞いた。なんというか『プロレスごっこ』のあと、という感じではない。むしろ本当に、
「ああ、大丈夫だ、ちょっと『プロレスごっこ』してただけで」
「・・・・・」
本田は数分前までの自分の心労を思い出して、はは、と笑うしかなかった。
のちのちになって、フランシスの浮気疑惑がプロレスごっこの原因だということを、本田は知った。そして、もう二度と、あの夫婦のことを気に病むのはやめよう、と心中で誓ったのだった。
何この無意味な長さ\(^o^)/
そして明らかに色々やりすぎた\(^o^)/
これは明らかに漫画向きの話ですね\(^o^)/
すごくどうでも良い設定(前に書いた家族ものと結構にてます)
アーサーさんとフランシスさんはまわり(学友の西とか墺とか普とか)が大いに迷惑するような大規模な喧嘩→仲直り→喧嘩を10年以上繰り返し続けた結果なんとかゴールインした夫婦です。
アーサーさんは外資系でバッリバリ働いてて、フランシスさんはたまに服のデザインとかしてる兼業主夫。せっかくゴールインしたけど、ハネムーンの行き先でもめまくって成田離婚(行き)の危機→ハネムーン中も喧嘩して成田離婚(帰り)の危機→子育ての方法で喧嘩してまた危機等々今でも喧嘩ばっかしてて、それで近所にも有名。ちなみにこの夫婦は、せっかく結婚までこぎつけたにもかかわらず、のちのち離婚しちまいます。(離婚するときの裁判で、アーサーはふたりの親権を奪い取りました。でもアルはそのうち出て行ってしまいます。アルがアーサーの家を出て行くときにはフランシスの助けを借りました)
でもふたりは離婚したあともふつうに一緒に飲みに行ったりするし出掛けたりもするからまわりからすると結構謎。本人たちは別に普通だと思ってる。というかむしろ、離婚してやっと自分たちにちょうど良い距離がつかめた、と思ってる。
アルとマシューは双子のこども。利発なアルと優しいマシューの見分けは、知り合いでもなかなか付きにくい。ふたりは現在は幼稚園~小学校低学年くらいの年。離婚後はふたりともアーサーのもとで暮らすことになりますが、マシューはもともとフランシスに結構なついてたので、離婚後もたまーに遊びに行ったり。
本田菊は近所に住む小説家。実は同人もやってます。同人では漫画かいてます。絵も漫画も小説もかけるオールマイティ!5人兄弟の3番目。夫婦が引っ越してきた早々フランシスとアニメの話で盛り上がり、更に弟(香港)がアーサーの部下だったことから、なんか仲良くなって、たまに双子の遊び相手をしてあげたり、英や仏とまったりお茶したりするように。
他に近所に西やら墺やらも住んでます。